ハルエネでんきの電気料金はお得なのか?地域別に比較・検証してみた

ハルエネでんきの電気料金はお得なのか?地域別に調査してみた

ハルエネでんきに切り替えると電気代はどのくらい安くなるのか?比較サイトなどで見積もりするとかなりコストカットできる結果はでたけど、本当にその通りになるか不安だと思います。

その他にも独自のキャンペーンを開催していたり、申込みするとキャッシュバックをもらえる新電力まであったりします。また、オフィシャルページ以外にも販売代理店経由の方が得だったりと、知識がないまま契約してしまうと高い確率で損することになります。

ただ、全ての知識を習得するほど暇な人はいませんし、知ったからといって役立つ知識とは思えません。関係者並に詳しい私が言うのですから間違いないですw

しかし、候補にしている新電力の電気料金だけは必ず頭に入れておく必要があります。プランが一つではないので面倒に感じるかもしれませんが、仕組みを理解してしまえばすぐに覚えられると思います。

意外と知らない!電気料金の仕組み

意外と知らない!電気料金の仕組み

毎月支払っている電気料金がどのような仕組みで成り立っているのか知っていますか?契約アンペアを変更できることぐらいは知っているでしょうが、料金明細に記載してある項目が一体何なのか分からないはずです。

これから説明することを覚えておくだけで「どの項目を安くするのが効率良いのか」何となく理解できるようになるので、読み飛ばさずお付き合いください!

アンペア数などで変動する基本料金

一部を除き、ほぼ全ての電気会社が設定している「基本料金」。この料金は使用した電気代とは別に請求されるもので、契約しているアンペア数(赤丸で囲った箇所)などによって変動します。

アンペア数などで変動する基本料金

アンペア数以外にも「従量電灯BまたはC」といった契約形態もあり、使う電力量によって3段階の従量制課金となります。一般家庭が主に契約している10~60Aの場合は従量電灯B、大きな冷蔵庫を使う小規模の商店や事務所などでは従量電灯Cを契約することが多いです。

更に沢山の電気を使用する場合は、契約電力が50kw未満に限り「低圧電力」というプランもあります。低圧電力は従量電灯に比べ基本料金が高い代わりに、多くの電力を使うほど得する電力単価が設定されています。

法人及び個人事業主であれば非常に大事な知識なので、切り替えしたい場所の契約がどうなっているのか?まずは確認してみてください。

電力使用量で変動する3段階の基本料金

単位 料金
1段階 1kWh 19円52銭
2段階 1kWh 26円00銭
3段階 1kWh 30円02銭

上記で説明した基本料金とは別に、少しでも電力使用量を抑えるため「3段階の電力量料金」という料金体系が設けられています。

原発への依存度が高い日本は現状でも電気が足りません。しかし、節電できる家電に頼るばかりで決して節電意識が高いとは言えず、このままでは限りある資源を使い果たしてしまうかもしれません。そのリスクを少しでも軽減するため、電気を無駄に使っている人には高い単価を適用しています。

単価表を見てもらえば分かりますが、1段階と3段階ではかなり電気代が変わってきます。安い料金に越したことはないので、できるだけ3段階目に到達しない使い方をしましょう。100%じゃなくていいので、毎月届く明細の意味ぐらいは分かるようにしておいてください。

ハルエネでんきの電気料金

ハルエネでんきの電気料金

公式ページでも確認できる電気料金(法人スマートプランL)を地域別に紹介します。アンペア数によって変動する基本料金は大手電力会社と同じ設定なので、3段階の電力量単価のみ確認してください。一応、比較しやすいように地域ごとの電力会社の単価も載せておきます。

※他にも様々なプランがあるので、申込みする前に公式サイトで必ず確認してください。

北海道エリア

北海道電力 ハルエネでんき
1段階 23.54円 23.54円
2段階 29.72円 29.72円
3段階 33.37円 32.20円(3.5%OFF)
基本料金
30A 1004.4円
40A 1339.2円
50A 1674.0円
60A 2008.8円

北海道電力の料金ページ

東北エリア

東北電力 ハルエネでんき
1段階 18.24円 18.24円
2段階 24.87円 24.87円
3段階 28.75円 28.18円(1.9%OFF)
基本料金
30A 972.0円
40A 1296.0円
50A 1620.0円
60A 1944.0円

東北電力の料金ページ

関東エリア

東京電力 ハルエネでんき
1段階 19.52円 19.52円
2段階 26.00円 26.00円
3段階 30.02円 28.52円(5%OFF)
基本料金
30A 842.4円
40A 1123.2円
50A 1404.0円
60A 1684.8円

東京電力の料金ページ

北陸エリア

北陸電力 ハルエネでんき
1段階 17.52円 17.52円
2段階 21.33円 21.33円
3段階 23.02円 22.33円(3%OFF)
基本料金
30A 712.8円
40A 950.4円
50A 1188.0円
60A 1425.6円

北陸電力の料金ページ

中部エリア

中部電力 ハルエネでんき
1段階 20.68円 20.68円
2段階 25.08円 25.08円
3段階 27.97円 26.57円(5%OFF)
基本料金
30A 842.4円
40A 1123.2円
50A 1404.0円
60A 1684.8円

中部電力の料金ページ

関西エリア

関西電力 ハルエネでんき
1段階 17.40円 17.40円
2段階 21.68円 21.68円
3段階 24.95円 24.20円(3%OFF)
基本料金
30A 388.8円/1kVAにつき
40A
50A
60A

関西電力の料金ページ

中国エリア

中国電力 ハルエネでんき
1段階 17.76円 17.76円
2段階 23.74円 23.74円
3段階 25.58円 24.30円(5%OFF)
基本料金
30A 331.23円/1kVAにつき
40A
50A
60A

中国電力の料金ページ

四国エリア

四国電力 ハルエネでんき
1段階 16.66円 16.66円
2段階 22.09円 22.09円
3段階 24.96円 23.71円(5%OFF)
基本料金
30A 403.92円/1kVAにつき
40A
50A
60A

四国電力の料金ページ

九州エリア

九州電力 ハルエネでんき
1段階 17.19円 17.13円
2段階 22.69円 22.63円
3段階 25.63円 25.06円(2.2%OFF)
基本料金
30A 874.8円
40A 1166.4円
50A 1458.0円
60A 1749.6円

九州電力の料金ページ

ハルエネでんきで大幅削減した導入事例

電気の切り替えを検討しているエリアはどれぐらい安くなるか分かったと思います。東北電力・九州電力はそこまで大きなコストカットとはいきませんが、それ以外のエリアなら3段階の料金を最低でも3%以上、最大5%ほど削減することが可能です。

実際にハルエネでんきを導入した事業者が実名を公表して紹介されていたので、簡単に紹介させてもらいます。

837,852円削減!中古パソコン市場

法人(みなし法人)が対象のサービス出典:導入事例「株式会社メディエイター」

東は東京、西は鹿児島まで23店舗展開している「中古パソコン市場」さんです。その名の通り、中古のパソコンを中心に販売・買取しており、インターネットでも利用することができます。

それぞれの店舗規模はそこまで大きくないですが、常時、電気を使用する商品を扱っていることで全店舗含めた電気代は相当掛かっていたと思われます。しかし、23店舗中19店舗にハルエネでんきを導入したことで、83万円以上の削減(想定)をできたようです。

元々の電気代がいくらで何%削減できたのか分かりませんが、初期投資をする訳じゃなくただ切り替えるだけでこのコストカットは凄すぎますw

1,673,568円削減!美容大手ブランシェグループ

1,673,568円削減!美容大手ブランシェグループ出典:導入事例「株式会社ブランシェ」

愛知県民なら知らない人はいないブランシェグループもハルエネでんきの恩恵を受けたようです。美容室19店舗、美容学校1校、ネイルサロン11店舗、飲食店9店舗など幅広く展開しているグループで、その内導入したのは26店舗。

その結果、160万円以上の削減(想定)を達成しています。削減額にも驚きですが、これだけ知名度のある企業が導入しているのは検討している人にとって後押ししてくれる材料になりますよね!

ハルエネでんきが安く供給できる理由

ハルエネでんきなら最大5%以上コストカット

大手電力会社より安い料金プランに、導入済みの実績などを確認していると良いことしか聞こえてこず、逆に不安になってしまう方も多いでしょう。ハルエネでんきを自分の事務所に導入するまで私がそうだったのでお気持ち察します。

ただ、ひとつだけ確信を持って言えることがあって、電力自由化によって好きな新電力に乗り換えができるようになりましたが、正しい選択をすれば誰でも安くできます。知識があろうがなかろうが、申込みするだけで出来てしまう法改正なのです。

もうひとつ分かったのは、法改正前に大手電力会社が半端ない利益を乗せていたこと。ハルエネでんきのように5%安くしても利益が残る訳ですから…。

愚痴はこの辺にして、ハルエネでんきはなぜここまで安く提供できるのか?不安に感じている方が多いと思うので、オフィシャルで説明してあることを要約して紹介しておきます。

ハルエネでんきの電気料金はなぜ安くできるの?

発電事業者から可能な限り安く電気を調達し、設備投資などに掛かるコストや人件費などの固定費を最大限抑えているので、これまで独占していた大手電力会社の電気料金よりも安く提供可能となります。

電力自由化は一般家庭にどんな影響があるの?

様々な事業者が電気の小売市場に参入できるようになり、地域電力会社以外の電力会社を一般のご家庭でも選択することが可能になります。各電力会社によって、サービスの種類や内容が増え、料金メニュー幅も広がります。

安くなって電気の品質は悪くならないのか?

今までと同様の送電線を経由して電力供給が行われるため、停電の起こる可能性や電気の品質は今までと変わりません。

電力会社の切り替えには、工事は不要です。ただし、スマートメーターが設置されていない場合は、一般電気事業者がスマートメーターを設置いたします。

まとめ

ハルエネでんきは、法人(みなし法人)が運営する店舗や事務所の電気代を削減できる数少ない新電力です。他にも同じようなサービスを提供している新電力はありますが、どこよりも分かりやすくシンプルな料金プランだと思います。

その為、面倒な手続きをしてまで電気代安くならなくてもいいや…と感じていた方には是非おすすめしたい新電力となります。電話などで申込みしてもらえれば分かると思いますが、基本的に私たちが選ぶプランは1つもしくは2つ。後は明細を提出していくらぐらい安くなるのか調べるだけです。

私の事務所が安くなったからあなたも安くなりますよ!とは言い切れませんが、もし、同等の削減額を提示する新電力があった場合、ハルエネでんきの方がお得になると思います。他にはないキャッシュバックが…

あまり言うと怒られそうなのでご自身で聞いてみてくださいw

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です